曝露抑制実験台

ER 型サッシレス排気実験台

ER:Exposure Restraint Bench

研究者の安全を守る革新的実験台
「有機則」「特化則」にて規制されない実験環境においても
実験災害を徹底的に排除し、研究者の安全を最優先に考えた環境を構築します。
使いやすさをそのままに、確実な排気性能により
研究者の安全を守る次世代型の実験台です。
  • 大阪大学 安全衛生管理部 技術監修
    (株)建築築事務所 デザイン監修
    三進金属工業(株)設計・製造

特許第6304822号​

エンブレイスエアによる封じ込め機能を持つ実験台

動画

新しいラボ空間のための実験台

ER型サッシレス排気実験台が「2021年度グッドデザイン賞」を受賞

三進金属工業株式会社のER型サッシレス排気実験台が、このたび2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。ER型サッシレス排気実験台は使いやすさと安全性を追求し、研究者の働き方を向上させる機器が実現されたとして高く評価されました。
  • ■ デザイナー:三進金属工業株式会社 林 克美

  • ■ デザイナーからのコメント

  • 前面サッシは安全を担保するためには必要不可欠なものですが、研究者にとってはわずらわしいという意見が圧倒的に多く、なんとかサッシがなくても安全な構造が実現できないかという思いから開発をスタートさせました。庫内上部の吹き出し口に独自のガイド機構(特許を取得)を採用し循環気流を制御することが可能となり、庫内空気を漏洩させない構造を実現することが出来ました。 前面サッシがないために作業性が向上しただけではなく、開放的で高い視認性を確保することができ、今までにない実験台となっています。
  • ■ グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

  • 研究者にとってドラフトの前面ガラスは常識だったが、このドラフトは前面のガラスが無いため、開放的な実験ができる点が画期的だ。気体の漏洩に対してはガラスの代替となる気流の制御が必須となるが、動画で見る限り漏洩は一切確認されず、流体制御がうまく設計されている。研究者の働き方を向上させる機器が実現されたとして高く評価された。
  • 主な特徴

    ER型サッシレス排気実験台

    • 1

      前面サッシレスでフルオープンな
      実験スペースを実現

      有害な蒸気や粉塵を閉じ込めるための前面サッシを取り払い、フルオープンな実験スペースを実現。開放的かつ快適な作業空間を提供します。

    • 2

      高い視認性を実現

      作業面に向かった際に視界を遮る部材が少なく視認性は約9割確保。一般的なヒュームフードや実験台フードと比較しても高い視認性を実現しています。

    • 3

      高い省エネ性能を実現

      封じ込めに必要な排気風量は、通常のヒュームフードの60~75%程度の風量であり、使用時における省エネ効果が期待できます。

    • 4

      室内空気汚染のない
      開放的な作業環境を実現

      ワンユニット最大W3600mmまでの開口面が確保でき、従来のヒュームフードでは困難であったオープンカラムなどの作業や、液体クロマトグラフィー等の有機溶剤を使う機器の設置にも適しています。

    排気メカニズム
    • ガイドパネル

      ファンユニットによりガイドパネルに沿ってエンブレイスエア(下降気流)が発生し、内部への気流を整えます。

    • 内部気流の巡回

      エンブレイスエアの効果により内部で巡回する気流が発生し、汚染空気の漏洩を防ぎます。

    • パンチンググリル

      汚染空気は天板周囲のパンチンググリルから天板内、側面観察窓のガラス間を通って上部のダクトから排出されます。

    • 各部説明

    • ■前面サッシレス

      前面にサッシがないにも関わらずエンブレイスエア(下降気流)の効果により有害蒸気等の漏洩を防ぎつつ、安全で使いやすい実験空間を提供します。

    • 排気機能付き天板

      天板周囲4辺に開けられたパンチンググリルから排気する構造になっており、有害蒸気等の発生源近傍で汚染空気を捕捉、排気することが可能。取り外しも簡単で、天板内を手軽に清掃できます。

    • 光膜天井

      不燃仕様の光膜照明を設置。作業面でムラの出ない拡散光による照明で観察対象に対して、影の出ない明るい作業環境を実現しています。

    • ガイドパネル

      ガイドパネルの形状に沿うように流れるエンブレイスエアと実験台面からの排気を用いたユニット内の気流制御により、ユニット内の汚染空気を高効率で捕捉できます。

    • 側面観察窓

      大型のガラス観察窓は視認性が高く、側面からの実験状況を様々な角度から観察することができます。