ばく露抑制排気装置ER 型ヒュームフード

研究者の安全を守る革新的実験台

「有機則」「特化則」にて規制されない実験環境においても実験災害を徹底的に排除し、研究者の安全を最優先に考えた環境を構築します。
使いやすさをそのままに、確実な排気性能により研究者の安全を守る次世代型の実験台です。

大阪大学 安全衛生管理部 技術監修
(株)建築築事務所 デザイン監修
三進金属工業(株) 設計・製造

特許申請中

動画

新しいラボ空間のための実験台

主な特徴

ER型ヒュームフード

  1. 密閉式プッシュプル型換気装置(給気なし)です。有機則、特化則に該当する化学物質を低風量で封じ込むことができます。

  2. 上部ユニットに装備された当社独自の下降気流(エンブレイスエア)の効果により、通常のヒュームフードの風量を25%低減し、有害物質の封じ込めを実現。更に 空調の負担も軽減できます。

  3. 作業面の周囲4 面に設けられたパンチングパネルから庫内のガス、蒸気を下方へ吸い込み、空気より重いガスも残留させることなく、スムーズに排気します。

  4. 照明は、LED と光膜で天井全体を面発光させることで、明るく優しい光で、尚且つ、作業面に影が出にくく 作業性も考慮しています。

排気性能

  • ガイドパネル

    上部ファンユニットからガイドパネルに沿って下降気流(エンブレイスエア) が形成され、周囲の空気を庫内へ引き込みます。(コアンダ効果)

  • 循環気流の形成

    下降気流(エンブレイスエア)の効果により内部で循環気流が発生し、有害な化学物質の漏洩を防ぎます。

  • パンチングパネル

    庫内の空気は、天板周囲のパンチングパネルから吸い込まれ、側板内部のダクトスペースを通って、上部ダクトから排気されます。

各部説明

  • 排気機能付き天板

    天板周囲4辺に開けられたパンチングパネルから排気する構造になっており、有害蒸気等の発生源近傍で汚染空気を捕捉、排気することが可能。取り外しも簡単で、天板内を手軽に清掃できます。

  • 光膜天井

    難燃性の光膜照明を設置。作業面でムラの出ない拡散光による照明で観察対象に対して、影の出ない明るい作業環境を実現しています。

  • ガイドパネル

    ガイドパネルの形状に沿うように流れるエンブレイスエアと実験台面からの排気を用いたユニット内の気流制御により、ユニット内の汚染空気を高効率で捕捉できます。

  • 観察窓兼側面排気ダクト

    大型のガラス観察窓は視認性が高く、側面からの実験状況を様々な角度から観察することができます。また、この側面の2重ガラスの間から上部へ排気します。

仕様

型番 本体外形寸法
(mm)
本体内寸法
(mm)
全体排気風量
(m3/min)
本体静圧 400mm開面風速
(m/s)
排気ダクト外径
ER-B 1800 1800(W)
800(D)
2400(H)
1550(W)
732.5(D)
1100(H)
16 160Pa 0.20 Φ250